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相続登記に使う戸籍の有効期限

事務所に相続登記の相談に来る方で、以前に自分で手続きしようと思って戸籍等を頑張って集めたけれど、途中で挫折してしまった…。という方がちらほらいらっしゃいます。

実際書類を確認してみると、おしい!ってところまで集めている人もいれば、全然足りていませんね…。という方もいます。

集めれば集めるほど、昔の戸籍になるので字が読みづらくなったり、市町村合併等で今は存在しない地名だったり、場所によっては焼失なんてものも結構あります。

ずーっと同じ本籍地で暮らしていた人の場合は、一つの役所で手続きが終わるので簡単なんですけどね。

で、途中まで集めた戸籍等はもうすでに何カ月何年も前に取ったもの。なので「これらはもう使えませんよね?」と言われることがありますが、そんなことはありません。

何年経っていようが使えます。

戸籍によって何を明らかにしたいのかというと、被相続人(亡くなられた方)の相続人は誰なのか?ということです。

実は前妻との間に子はいないのか?とか、どこかで養子縁組していないのか?そして、相続人は生きているのか?を証明するために必要なんです。

なので、集めた戸籍が被相続人が亡くなられた後のものであれば、それから何年経っていようが、被相続人に関するその戸籍の内容は変わるはずがないので使えるわけです。

ただ、相続人については、被相続人が亡くなった時は生きていたけど、その後亡くなってしまった等の理由で変更が生じる可能性は大いにあります。

だとしても、その当時の戸籍を利用して登記をすることができます。

被相続人の亡くなった時点でその相続人は生きていたのであれば相続人であることには変わりないからです。

なので、亡くなった相続人名義に登記することだってできます。この場合は、亡くなった相続人の相続人が申請者になります。

また、被相続人が亡くなった当時、相続人間で遺産分割協議書を作って印鑑証明書も用意してあったのであれば、遺産分割協議を行った相続人が亡くなってしまったとしても、その協議書や集めた戸籍に基づき登記ができます。

要するに、戸籍や協議書が古かろうと、事実に則していれば登記はできるということです。

今回は何が言いたかったのかというと、昔集めたものや、作った書面など使えるかどうかを安易に判断せずに、専門家に相談しましょう。ということです。

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